チュートリアル徳井さんが設立した会社、「株式会社チューリップ」に対して東京国税局は2018年までに約1億2000万円の所得隠しがあるとして指摘をしました。
チュートリアル徳井さんは指摘を認め、重加算税と追徴課税、合わせて3400万円を収め、修正申告を済ませたようです。
1億2000万もの所得って凄い額ですよね。
これでチュートリアル徳井さんの年収は日本中にバレてしまいましたが、東京国税局の指摘の所得隠しの原因は一体何だったのか、書いていこうと思います。
チュートリアル徳井の脱税の金額は?

株式会社チューリップでは、チュートリアル徳井さんの旅行代や洋服代、アクセサリー代などが経費として計上されていたが、結果として東京国税局はそれを経費として認めませんでした。
こちらは総額で2000万円ということで、これが経費でななく、チュートリアル徳井さんのプライベートな支出として東京国税局から指摘を受け、修正申告することになりました。
加えて2016年から2018年の3年間の売上を申告しておらず、こちらの総額は1億円として申告漏れが指摘されました。
チュートリアル徳井の会社「チューリップ」で節税
チュートリアル徳井さんが設立した会社、株式会社チューリップですが、これは高所得者がよくやる節税のテクニックの一つです。
簡単にご説明すると、吉本などから得られる出演料を個人に直接支払ってしまうと、最高で45%の所得税が加算されてしまいます。
そこで出演料を個人ではなく法人を設立し、そこへ支払ってもらうことで節税します。
法人の実効税率は36.81%ですので、単純に考えると法人に払ってもらった方がお得ですよね。
ただ単純に実効税率だけではなく、消費税など様々な要素が関わってきますので、一律節税になるとは言い切れないのですが、法人にすることで様々な支出が経費として認められる可能性が出てきます。
チューリップの経費はプライベート?
所得隠しの2000万円として指摘されていた旅行代や洋服代、アクセサリー代。
これらは結果としてチュートリアルの徳井さんが修正申告をすることで、プライベートな経費として認める結果になりましたが、どこまでが経費でどこまでがプライベートな支出なのかは実は難しい問題でもあります。
特にチュートリアルの徳井さんは芸能人ということで、一人の有名人として見られ、時にはキャラを演出する必要もあります。
出演者の衣装として洋服代がかかることは当然ありますし、地方の仕事を営業するために遠出をすることもあります。
しかし洋服と言っても脱いだりする芸がなければ下着代は経費になりませんし、メンバーが親族のみで営業先もなく遠出をすればそれは旅行になります。
この境目を判断するのが難しく、国税局とも争点になるわけですが、個々に出てくるプロが税理士になります。
チュートリアル徳井の税理士は脱税に協力?節税の失敗
チュートリアルの徳井さんが税理士に依頼して税務全般を税理士に任せていたかどうかはわかりませんが、仮に任せていたならば今回の指摘はなかったのではないでしょうか。
きちんとしたまっとうな税理士であれば、あまりにも露骨なプライベートな支出は経費に参入はしませんし、もし経費として計上するならば証拠として必要な資料を残すように指導もあるはずです。
ではチュートリアル徳井さんには税理士がついていなかったのでしょうか。
真実について宮根が電話で聞いていた
お昼の情報番組ミヤネ屋では、宮根さんがチュートリアル徳井さんに直接電話をして、事実を聞いたことをについて紹介していました。
宮根さんはチュートリアル徳井さんとは仲がよく、昔から知っている友人のようです。
電話では、宮根さんが
「何をやってるんだ?大丈夫か」
と聞いたところ、チュートリアル徳井さんは、ばかで無知だった結果こうなってしまったと答えたようです。
長年交流のある宮根さんは、チュートリアル徳井さんのことをお金をちょろまかすようなケチな人間ではないので、ただのバカというコメントをしていました。
3年間の1億円の所得隠しについては「決算や申告が間に合わなくて、来年2年分納税すれば大丈夫と思っていた結果こうなってしまった」とチュートリアル徳井さんが話していたと紹介していました。
国税局は不正がわかってもすぐに指摘はせずにしばらく泳がせておくことがあります。
今回すぐに調査が入らなかったことでチュートリアル徳井さんは所得の無申告についてセーフだと思っていたのではないでしょうか。
あまりの無知さにネタを作ろうとしているのかとも思いましたが、流石にここまでくれば税理士がついていればこうはならなかったのではと思います。
ミヤネ屋のコメンテーターも決算や申告について、税理士がいなかったのではという意見も見られました。
税理士で失敗?全てを経費にする税理士
ただ、私も経験があるのですが税理士は世間一般ビジネス感覚からすると、非常にルーズな方もいらっしゃいます。
私が何を聞いても何もかもすべて経費になります!と言い切ってしまう税理士には恐怖を覚えた事がありました。
免許さえ取れれば開業できてしまうからかでしょうか。
今回、仮にチュートリアル徳井さんが税理士に依頼していたとしたら、ここまでひどいと職務怠慢として損害賠償を請求することも出来ますが、基本的に税務のペナルティを受けるのは納税者本人です。
税理士に依頼はしていても監督する義務は納税者にありますので、税理士選びはとても大切ですね。
株式会社チューリップの場所を特定?(追記)

他の記事では場所が特定できませんでしたの嵐ですが、それらしき場所の候補がでてきましたのでご紹介します。
TVニュースのぼかし映像とほぼ一致していたので可能性は高いのではないでしょうか。
東京都内ですが電車は使わないためか、どの駅からも遠いこちらのマンションです。
見るからにオフィスではなく居住用の住宅ですね。
地上12階、地下2の311戸、築10年ほどのマンションです。
価格は1億2000万から1億7000万ほどで、賃貸だと月44万〜50万程でした。
価格は高いですが、戸数が多いんですね。
意外と目撃されやすいところに住んでいるんだなという印象を受けました。
間違いの可能性もあるので、住所などは控えます。
まとめ
チュートリアル徳井さんの脱税報道について、経費にできるかどうかの判断の難しさと、税理士の質について書きました。
税理士がミスをしていても、責任をとるのは依頼した納税者です。(個人的に納得いきませんが・・・)
宮根さんが言っていたように、チュートリアル徳井さんがあまりにも無知で馬鹿だった結果起こってしまった事件のようですね。