炭酸水の井戸で炭酸水をくもうとした男女が井戸に転落した事故が話題になっています。
炭酸ガスが原因で転落してしまったようですが、大変残念な結果となってしまいました。
井戸から湧いて出てくるのは水というイメージが強いので、井戸から炭酸水が湧くというところは意外でした。
炭酸水が湧く珍しい井戸はどこなのか、実際に飲めるのか等についてまとめました。
福島県奥会津金山町の天然水
炭酸水が湧く井戸は福島県の奥会津、金山町の大塩地区にあります。
奥会津の金山町はどんなところ?
奥会津の金山町は世帯数が約1000世帯、2000人が生活するとてものどかな地域です。
こちらが駅前の風景です。
最寄り駅の「会津横田駅」へと続く駅前の道なのですが、駅はどこ・・・?
国道にコンビニがあればラッキーなレベルののどかさです。

出典:google.com
炭酸水井戸の場所
福島の珍しい炭酸水の井戸ですが場所はこちらです。
住所:福島県大沼郡金山町大字大塩字上ノ山5298-3
お問合せ先:金山町産業課
TEL : (0241)54-5327
公式ページ:https://www.town.kaneyama.fukushima.jp/
炭酸水の井戸は金山町の観光スポットの一つとして紹介されていますが、とても整備された観光地らしい観光スポットではなく、昔からある共同浴場のような、地元の方が使う質素なスポットとなっています。

出典:https://tokaimon.net/blog/2017/06/29/post5937/
明治10年から続く歴史ある井戸
こちらの井戸は今現在でも飲める井戸として地元の公式ページで紹介されています。
古くから薬泉として親しまれてきた大塩地区の天然炭酸水。明治10年には旧会津藩士が「太陽水」と命名。白磁の瓶に詰めて薬店で販売していました。明治36年には資本家が入り、欧州の会社と提携。国内では「万歳炭酸水」、海外では「芸者印タンサン・ミネラルウォーター」の名で販売していた歴史ある炭酸水です。
「井戸の深さは約4メートル。冬から春は水量が多く、夏から秋はなぜか少なくなる」と教えてくれたのは保存会の馬場さん。平成21年に地元の有志10人と結成。来た人に気持ち良く利用してもらおうと、定期的に井戸の管理を行っています。天然の炭酸水が湧き出る場所は日本に数カ所。うち2カ所が町内にあるのですから、金山の大地に感謝です。出典:https://www.town.kaneyama.fukushima.jp/kaneyamanotakara/Tra/tra07.html
古くは明治10年から存在し、地元の有志10人で守ってきている貴重な井戸ですね。
通信販売でも取り寄せることが可能
福島県の奥会津は福島市から山に向かって深く入っていくため、少し遠い場所となっています。
手っ取り早く炭酸水だけ飲んでみたい!少し遠くて行くのが大変
という方のために、通信販売も展開しています。
以前飲みに行ったことがあり、また気軽に飲みたいという方や、遠方の方などは、送料が無料で通信販売をしているので注文してみるのも良いかもしれませんね。

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炭酸水だけではなく炭酸温泉も
飲める炭酸水の井戸の他に、炭酸の温泉も湧いているため、地元では金山町の天然サイダー温泉として紹介動画がアップされています。
まとめ
福島県の奥会津にある珍しい炭酸水が湧く井戸について紹介しました。
暑い夏に涼しい福島県の山奥に炭酸水を汲みに行くのも良いかもしれませんね。
旅行先に迷っている方は、この夏は奥会津でのんびり炭酸水を飲んで過ごしてみてはいかがでしょうか。